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インプラントの治療期間について

2020/09/08
白衣の男性と女性

静岡市葵区 わたなべ歯科クリニック
院長・歯科医師 渡邉信介

インプラントの治療は、現状の歯の状況に合わせて治療期間も大きく変わってきますが、
通常一般的なインプラント治療の期間は上顎と下顎共に早くて約4ヶ月くらいが目安です。
インプラント治療の流れとしては、

①検査を行います。
→レントゲンやCTを撮り、今の状況を診断させていただきます。

②抜歯(必要な場合)を行います。

③1次手術

④2次手術

といくつか工程に別れております。

≪関連情報≫インプラント埋入手術について

≪関連情報≫インプラント2次手術について

実際に③の1次手術の前に、骨の状況を確認して、「増骨」という骨に厚みを持たせる工程が入る患者様もいらっしゃいます。
そのため、骨が少ない場合など、インプラント治療以外に別の治療がある場合は期間がその分伸びてしまいます。

歯周病が進んでいる場合も、同様に歯周病治療を受けて頂いてからの治療になるため、インプラント埋入手術までに期間がかかる患者様もいらっしゃいます。

インプラント治療をご検討されている方の中にはお仕事やご予定がお忙しく、どれくらいの治療期間がかかるのか気になられている方も多いと思います。

そこで今回はインプラントの治療期間についてまとめました。

インプラントの治療期間が伸びてしまうことはあるの?

インプラント治療は、何も問題がない場合でも、早くて約4ヶ月程の期間を要します。
ですが、どうしても治療期間が長引いてしまうケースも中にはあります。

先ほどもお伝えしましたが、インプラント治療をする際に、

・歯周病が進行している

・骨の厚みがない、少ない

など、状況によってはインプラント治療を進めるよりも、これらの治療を優先しなければなりません。

インプラント治療とは、インプラント体が患者様の顎の骨としっかり結合されることで強度を保つことで成り立ちます。

一方、歯周病というのは骨を溶かし、最終的には歯が抜けてしまう病気(感染症)ですので、インプラントを埋入しても、歯周病が骨を溶かしてしまい、インプラント体が抜けてしまうことがあります。

また、骨が少ない場合も同様にインプラント体と骨がしっかりと結合されないため、取れてしまうリスクがあります。
そうならないように、インプラント治療の前に再生治療しなければいけないのです。

通常の約4ヶ月程かかるインプラント治療にプラスして、3ヶ月~9ヶ月程の期間がかかってしまうこともあります。

どんな方でも治療が早く終わるという保証もできないので、事前に現状のお口の状況をしっかりと確認をさせて頂き、インプラント治療の進め方をご提案をさせて頂きます。

インプラントの治療期間が縮まることはあるの?

多くの歯科医院で導入していることからもわかる通り、インプラント治療はとても素晴らしい治療法の一つです。
しかし、どうしても「治療期間がかかってしまう」ことが患者様から寄せられるお悩み一つです。
ところが、昨今の様々な研究開発の結果により、インプラントの治療期間を短縮する方法が開発されてきました。
方法としては、大きく分けて2つあります。
「抜歯即時インプラント」「即時荷重インプラント」の方法です。

抜歯即時インプラントとは、そのままになりますが、抜歯をした直後にそのままインプラントを埋め込む方法です。
この方法のメリットとしては、
・切開しないこと
・処置後に腫れがないこと
・傷口の治りや骨の回復が早いこと
・2回行っていた外科手術が1回で済むこと
により、治療期間が大幅に短くなることです。

デメリットとしては、
・抜歯後に骨の形や穴の大きさによってはインプラントの埋め込みや固定することが難しい場合があるということ
になります。

一方、即時荷重インプラントとは、インプラントを埋め込んでから大体48時間以内に仮歯を入れる方法です。
この方法のメリットとしては、
・患者様にとって手術後に歯が入っていないことの不快さや不便さ、違和感がなくなること
・通院回数や治療期間、痛み、腫れが軽減されること
になります。
しかしながら、この方法はいくつもの好条件が必要になります。
たとえば
・下顎の歯が全部ない場合に行うことが推奨されること
・インプラントを埋め込んだときに歯と骨の強固な初期固定が認められること
などがあげられます。

そのため、デメリットとしては誰でも出来るという訳ではなく、適応可能な患者様が非常に限られるということが欠点です。

しっかりと口腔状態を整えてからのインプラント治療の方が、結果的に治療期間を短縮し、予後も安定するため、長期間にわたり良い状態を維持できるかと思います。

現在のお口の状況を知りたい方も、ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ

インプラント治療はとても素晴らしい治療ですが、実際に最短で4ケ月ほどの治療期間がかかってしまいます。
中には1か月で、と謳っている医院さんも見受けられますが、予後のことを考えると怖くてそのような治療が出来ないのがインプラント治療になります。
患者様の中には仕事が忙しく、なかなか歯科医院に通うことができない方も多いと思いますが、条件があえばインプラント治療の治療期間を短縮する方法もあります。

まずは一度ご相談頂ければと思います。

抜けた歯を補う治療には、義歯(入れ歯)やブリッジという補綴物をかぶせる治療もございます。
それぞれにメリットとデメリットがありますので、お気軽にご質問くださいね。

≪関連情報≫入れ歯とブリッジ 迷っていませんか…

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院長・歯科医師 渡邉信介

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